2.あかりの演出
暮らしを豊かに演出する照明器具の選び方とコーディネートの例
住まいの照明について考えると、「こんなスタイルが好き」と、照明器具のデザインの話しから入りがちです。でも、その前に、その空間でどんな生活行為が行われ、どんなあかり・明るさがほしいのか?を考えてみてはいかがでしょうか?
例えば、ダイニング。まぐろのお刺身の鮮度がわるそうに見える蛍光灯の天井灯よりは、白熱灯のペンダントのほうが料理を美味しそうに見せてくれますし、白熱灯のやわらかな光は、暖かで、なごやかな雰囲気づくりを手伝ってくれる事と思います。
また、ダイニングペンダント1灯だけでは、明るさが不足しがちです。人が集まる大きなテーブルでは、小さめのペンダントを2灯用いたり、部屋の周囲を明るくするために、天井埋込のダウンライトを配してみましょう。複数のあかりを使う事によって、明るさの確保だけでなく、食事をする相手の表情を柔らかくつくリあげてくれるなどの効果もあります。
すでに配線が済んでいて、器具取付の追加や変更ができない場合には、スタンドを使ってみては如何でしょうか?お子さまが小さいようでしたら、倒す心配の少ない壁のコーナーにぴったりのスタンドや、家具の後ろに置いて光だけがあるように見える床置きの器具は、部屋に豊かな表情をつくってくれます。たまには、キャンドルを使って・・・というのも、素敵かもしれませんね。
これまでは、部屋全体を均一に明るくすることが、照明器具の役割のように思われる事が多々ありましたが、最近は、TPOに応じて、あかりの演出をたのしむというコンセプトをご理解いただけるお客様もふえてきました。
温かなあかりにつつまれた食卓での家族との食事。私が一番好きな光景です。皆さんは、どんなあかりのもとでの、どんな光景がお好きですか?