Fumio Miyashita
ミュージックセラピー
《ヒーリングミュージックR》という言葉を生んだ、日本におけるヒーリングミュージックの第一人者、故宮下富実夫氏の音楽とボディソニックを活用した「ミュージックセラピー」は、心身の開放と集中のための音楽の活用や陰陽五行、経絡・ツボ:気の流れ、アーユルヴェーダなどの生命科学、1/fゆらぎ(自然界のゆらぎを取り入れたサウンド)など、音の持つエネルギーを活用し、リラックスや不眠の解消、胎教、スポーツ選手のメンタルトレーニングのほか、医療の現場でも活用されている代替療法の一つです。
<養生音楽〜脳内音癒>
現代社会のさまざまなストレスや過労による心理的緊張や抑圧は心身のバランスを崩し、自然治癒力が低下するといわれています。
また社会生活では、言語・論理思考・情報処理等を司る「左脳」が酷使されがちで、イメージ・創造性・芸術性を司る「右脳」が休みがちで、左右の脳内バランスも崩れがちです。
ヒーリングミュージックは、右脳(イメージ・創造性・芸術性)に直接働きかけ刺激することによって脳内をアルファ波で満たし、脳内バランスを整え自然治癒力を活性化させ、心身のバランスが取れた状態へ導きていきます。日本のヒーリングミュージックをつくった、故宮下富実夫は、これを「脳内音癒」と命名しました。
宮下氏のヒーリングミュージックには、
1/fゆらぎ:自然界のゆらぎ
リフレイン:くり返しのメロディとリズム
倍音:整数倍の振動数の音
うず:うずの持つ性質=エネルギー(右回り:集中、左回り:開放)
が織り込まれています。
「体感音響振動」による心身のリラックスと誘眠作用
胎児期の赤ちゃんは、お母さんの鼓動や声、下界の音や音楽を胎内で羊水を通じて全身で振動を伴った音として聴いています。
このからだで体感する音振動を「体感音響振動」と言います。胎内音には母親の健康状態、精神状態などさまざまな情報が含まれています。
母親が精神的に安定している時のリズミカルな鼓動は、胎児に安心感を与えます。
赤ちゃんは胎児期の記憶が十分に残っていて、お母さんに抱かれて母親の鼓動や声が「体感音響振動」として伝わると安心し眠ったりしますが、この状態が人間にとって最も心地よいリラクセーションの原点といえます。
人間は成長するにつれて、胎児期のことは忘れてしまいます。しかし、意識はしていなくても、胎児期の記憶(胎内記憶)は残っていて、体感音響振動を伴った音や音楽(特に重低音を伴う音)により胎児期と同じようなリラックス状態に導かれることがあります。
●セルフマネジメントに〈養生音楽〉を活用しよう
ヒーリングミュージックをセルフマネジメントの様々な場面で活用してみませんか。心身の癒し・リラクセーション・リフレッシュなどのセルフケアの場面、又はオブザービング・エゴの場面、隠れ家空間を音で演出してみましょう。
音楽療法/ミュージックセラピーの活用事例
睡眠障害:不眠症のための音楽、
リズム障害者に使用され効果
胎教音楽:安室奈美恵、小谷実可子、雅子妃殿下など
スポーツ選手のメンタルトレーニング:ジャンプの原田選手等
動物:ペット・家畜・サラブレッドの癒しにも活用
植物:キュウリやトマトのハウス栽培、酒・ビールの醸造
私達の周りには、サウンド(音や音楽)があふれています。好きな音楽や心地よい音もあれば、騒音やノイズなどの不快な音など、何らかのサウンドを聞いています。
ちょっとしたサウンドの使い方で、リラックス&リフレッシュできたり、環境を変えることができます。そんな音の活用を「音薬」、音のレメディとして活用してみませんか。
環境音楽で、ストレス軽減
オフィスや自宅のエアコンの音、パソコンなどOA機器の駆動音の不快な音。最初は気になっていますが、しばらくすると麻痺していきます。
自分では気づいていませんが、ストレスが蓄積されるといわれています。こんな場合、心地よい音楽を不快な音と同等のレベルの音量でその空間に流すと、音の干渉で不快な音を包み込み気にならなくなることが期待できます。
眠りのサンクチュアリ
寝つきが悪い、眠れない場合、入眠のキッカケとして、癒しの音楽を寝室に流しながら眠りについてみては、如何でしょうか。
その場合、小さな音量でタイマーをかけずにオーディオをリピートのポジションに設定し、朝まで音楽を流します。アロマやお香の香り、照明や寝具の色など、音と香りと色(光)の三位一体で寝室を演出すれば、自分にとっての「眠りのサンクチュアリ」が完成します。